DeNA戸柱「新人最速1号」は“配球操り人形”への不満が糧

公開日: 更新日:

「こんなに早い段階で出るとは……」

 DeNAのドラフト4位戸柱恭孝捕手(25=NTT西日本)が、12球団のルーキー最速1号を放った。

 開幕3試合でスタメンマスクをかぶった戸柱は、前日にプロ初安打をマーク。この日は七回にレフトへヒットも打った。

 今季のDeNAは守備の際、ピンチになるとラミレス監督がベンチから配球のサインを出す。キャンプ中に日刊ゲンダイ本紙がインタビューすると、「チームが10年連続でBクラスという事実がある中で、勝つためには何かを変えなければいけない。ベイスターズは若い選手が多く、また攻撃力に関しては十分にあると思っている。だから捕手の部分で勝ちたい。まずはしっかりボールを受けて、スローイングができれば、あとはこちらでコントロールができる」と語っていた。

 ルーキーとはいっても、戸柱は社会人を経験している捕手だ。ここぞという時の「配球権」を奪われては、存在感をアピールできないし、捕手をやっているおもしろみもない。この日バットで目立ったのは、不満をパワーに変えた結果だったか。

 とはいえ、救援陣が崩れて六回から6失点というのは、ベンチだけの責任ではないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭