キム・ハヌルで今季3人目 外国人V独占で女子ツアーに危機

公開日: 更新日:

 昨季は賞金ランク上位5人が外国人プロで、日本人トップは渡邉。今季もここまでトップ4を外国人が独占している。

 評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「日本の企業が日本で試合をするためにスポンサーになっているのに、これだけ外国人に勝たれると、何をやっているんだということになってもおかしくありません。スポンサーだって何も外国人プロに賞金をあげるために、大金を払っているわけではありません。あくまで目的は自社商品のPRですから、若くて元気な日本人プロに活躍してもらい、視聴率が上がり、ギャラリー数が増えることを期待している。企業が何のためにスポンサードしているのかということを日本人プロはよく考えるべきでしょう」

 さらにこう続ける。

「外国人は勝負どころで強く、逆に日本人は肝心なところでミスをして自滅といった印象が強い。どうせ日本人は勝てない、リードしていても、最後はひっくり返されるのではないかというイメージが出来上がっている。これは女子ツアーにとってデメリットです。また外国人か、となるとファン離れが進みます。女子プロ人気にあぐらをかいている場合ではありません。華やかに見えても危機的な状況であり、女子プロ協会も安閑とはしていられませんよ」

 マラソンと同じで、優勝や上位選手が外国人選手ばかりなら興味も湧かない。誰も「日本人選手の中での1位」を望んでいるわけではないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が