予選通過すら危うく…藍「泥くさく」しかプレーできない事情
【ミヤギTV杯ダンロップ女子】
今季、国内ツアー3戦目の宮里藍(30)。初日は1バーディー、6ボギーの77を叩き大きく出遅れた。このスコアは本大会6度目の出場でワースト記録。
会場は宮里にとって相性のいいコースだった。2003年、東北高3年生だった宮里はここでアマチュアとして初優勝を成し遂げ、プロ宣言。06年には2度目の優勝を遂げている。
しかし、すでに30歳になり力の衰えは否めない。今季日本ツアーはサロンパス杯、サントリーレディスと2戦連続予選落ち。2週間前の海外メジャー「ザ・エビアン選手権」では38位タイに入ったものの、それも6試合ぶりの予選通過だった。
だからだろう。
大会前は「調子はあまり良くないので、優勝争いというより、泥くさいゴルフをしたいと思います」(宮里)と、いつになく弱気だった。
米ツアーで戦うプロにとって、コース設定が甘く、選手層のレベルが低い日本ツアーはやさしい。