高松商センバツ準Vに四国の私学“請負監督”真っ青な理由
春夏合わせて4回全国制覇の伝統校ではある。
しかし、公立校の決勝進出は09年春の清峰(長崎)以来6年ぶり。県立校ながら昨秋の明治神宮大会を制覇、今センバツも決勝に駒を進めたのが高松商(香川)だ。
ベンチ入り18人はすべて香川県内の生徒。中学時代に硬球を握っていた部員はたったの4人しかいない。監督は中学の軟式野球部を2度全国大会に導いた実績があるとはいえ、元中学校の体育科教諭だ。それでもやりようによっては全国レベルの大会で立て続けに結果を残せることを証明した。
この現実に私学の請負監督たちは戦々恐々だという。
「特に四国の私学の監督は真っ青ですよ。中でも香川の英明、寒川、尽誠学園、香川西あたりは、それなりのカネも時間も労力も野球につぎ込んでいますからね。バッサリとやられる監督も出てくるでしょう」とはさるスカウトだ。