17失点大敗に松坂もダウン…ソフトB「負の連鎖」止まらず
9.42、9.53、9.00、10.13――。
17失点で大敗した7日のロッテ戦に登板したソフトバンク4投手の防御率である。先発の摂津が2点の先制をもらいながら7失点で五回途中KOされれば、その後のバリオス、嘉弥真、飯田も2失点、3失点、5失点と火に油を注いだ。
開幕戦で3回6失点と炎上した摂津はこれで3試合連続の背信投球。工藤監督もさすがに、「読み通りに打たれている。だからフルスイングされる」と呆れる内容だ。
17失点は前身のダイエー時代以来、14年ぶり。チームはこれで1分けを挟んで3連敗、と浮上の気配が見えない。
沈鬱としたムードを吹き飛ばす起爆剤が欲しいところだが、例えば二軍調整中の松坂大輔はこの日、発熱などの体調不良を訴えて練習を欠席する体たらくだ。4億円の年俸をもらいながら、今年もいまだ二軍戦にも登板していない。今の松坂を救世主と期待する声は皆無とはいえ、こういう給料ドロボーの存在もチームの暗い雰囲気に拍車をかけている。