「永久シード廃止を」 開幕戦2R前に棄権のジャンボに苦言
【東建ホームメイトカップ】
東京も桜が散り、国内男子ツアーがやっと開幕した。日本ゴルフツアー機構(JGTO)は今年から青木功新会長体制になって、選手会と一緒に人気回復と試合増を目指してツアー改革に取り組んでいくが、さっそく「?」だ。
永久シードの尾崎将司(69)だ。初日は9オーバー129位タイと見せ場がなく、18ホールプレーするのがやっと。2日目は左肩痛のため、スタート前に棄権したからだ。
これに対し、ゴルフ評論家の菅野徳雄氏がこう苦言を呈す。
「永久シードなんていう制度はやめるべきです。ジャンボが出ることで、若手1人の出場枠が減らされる。それにクラブを杖代わりにつきながら棄権ばかりのジャンボが出場するというのはどう考えてもおかしい。ところが昔の男子ツアーを盛り上げた功労者でもあるだから、ツアー関係者もメディアもおかしいとは言えない。ジャンボに“もう試合に出ないでくれ”というところから改革していかなければいけません」
青木会長に要請されて特別顧問に就いた尾崎だが、試合でボロボロになっているよりも、ギャラリーゲートに立ってファン一人一人に頭を下げたほうがよっぽど大会が盛り上がり、役立つはずだ。