「超変革」金本監督の足を引っ張ろうとOB連中“虎視眈々”

公開日: 更新日:

 一方ではこんな声もある。

「40代の金本が監督になれば、今後の監督人事は85年の優勝メンバーには戻らない。03年、05年優勝時の選手が指導者になっていく。それがおもしろくないOBもいるし、自分たちの教え子を入閣させないで、香田(勲男=50)や金村(暁=40・ともに投手担当)といった外様をコーチにしたことを怒っている者もいる。金本は掛布(雅之=60)を二軍監督にしたことでOBを黙らせたと思っているかもしれないが、この球団とOB、マスコミの関係はそんな単純なものではない。こういう構図を変えない限り阪神は常勝チームになれない」(中堅OB)

 金本監督は文藝春秋4月号で、清宮克幸ヤマハ発動機ラグビー部監督と対談している。その中でフロント幹部から、これまでの阪神を根本から変えて欲しいと懇願されたと、監督就任を打診されたときの裏話を語っている。

「超変革」のチームスローガンはフロントや現場には浸透しても、負の歴史を刻んできた一部のOBたちには「改革」なんて言葉は馬耳東風。今は応援団のフリをしても、ズルズル負けが込めば、きっと手のひらを返すに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…