初場所優勝が嘘のよう…4連敗の琴奨菊「結婚式」が原因か
スポーツ紙風に言えば「悪夢の4連敗」といったところか。
いまだ初日が出ていない大関琴奨菊(32)。13日の4日目も宝富士にあっけなく送り出され、4連敗。「踏み込む足がなあ……」とため息を連発するなど、1月場所で初優勝したのがウソのようなもろさだ。
ある親方は「低く当たって、がぶるしかできない力士ですが……」と、こう続ける。
「低い体勢の立ち合いは常に変化される恐れがある。初場所はたまたま、誰にも変化されなかったから優勝できたようなもの。それが3月場所で稀勢の里に、先場所も2番、立ち合い変化で負けたのでトラウマになっているのでしょう。今場所の相撲は腰が高く中途半端な上、出足も鈍い。おそらく、『思い切り突っ込んで変化されたらどうしよう』と迷いがあるのではないか」
場所前の一門連合稽古では、同じ大関の稀勢の里を圧倒。「オレも強いよ」とうそぶいていたが、稽古で立ち合い変化をするバカはいない。思う存分、低い体勢で突っ込むことができる。普段からアタマを使った稽古をしていないツケとも言えるだろう。