ボルトが宣言「リオは100mで優勝、200mで世界新を狙う」
世界最速男が復調をアピールした。
陸上短距離の世界王者ウサイン・ボルト(29=ジャマイカ)が21日、23日(日本時間23日)開幕のダイヤモンドリーグ(DL、ロンドン大会)を前に会見。先のリオ五輪国内選考会で痛めた左太もも裏について「状態はいい。トレーニングも十分に積んできたし何も問題はない」と順調な回復ぶりを口にした。
DLでは200メートルのみエントリーしたが、リオ五輪は100メートル、200メートル、400メートルリレーの3種目で代表入り。3度目の五輪では3冠を目標に掲げているものの、100メートルは今季最高の9秒80をマークしたジャスティン・ガトリン(34)ら有力なライバルが揃っているからだろう。「100メートルでは優勝を目指し、世界新記録は200メートルで狙いたい」と自身が持つ19秒19の記録を塗り替える意向を明らかにした。
3度目となる五輪では3冠がかかる。これまで態度を明らかにしてこなかった去就に関して「最後の五輪になるので全力を尽くしたい」と引退を示唆した。