7人制女子ラグビー 日本は“3試合42分”全敗でリオ終戦
今大会から正式種目に採用された男女の7人制ラグビー。年間200日以上の合宿を重ねてきた日本女子はわずか42分(1試合は前後半7分の14分)で予選敗退した。
前日、英国とカナダに0-40、0-45と完敗した日本女子。予選突破を目指してブラジルに挑んだが、10-26。桑井、山口がトライを決めたものの、反則を繰り返して4トライを献上。持ち味のスピードを発揮できないまま、C組3戦全敗の4位に終わった。
7人制ラグビーは15人制に比べ、番狂わせが起こりやすいといわれるが、主将の中村は「奇跡を起こすのは難しいですね」と唇を噛んだ。
歴史の浅い日本の女子ラグビーは、選手が砲丸投げやバスケットの元選手の“寄せ集め軍団”。それでも5年前からリオを目標に、長く、厳しい練習を繰り返してきた。
4月のワールドシリーズ・カナダ大会では強豪英国に22-28と善戦。
「世界に衝撃を与える」「金メダルを持って帰りたい」とリオに乗り込んだ「女子セブンズ」は、逆の意味で世界を驚かせてしまった。
9~12位決定戦に回った日本はケニアに24-0で勝ち、9、10位決定戦に進んだ。