世界2位豪州に惜敗も 日本女子バスケ決勝T進出への勝算

公開日: 更新日:

 もう一歩、いやもう半歩で大金星だった。

 世界ランキング16位ながら、リオ五輪で世界2位の優勝候補オーストラリアを追い詰めた日本女子バスケット代表のことである。

 ベラルーシ、ブラジルとランク上位国を撃破した日本女子は日本時間12日早朝のオーストラリア戦前、ブラジルがフランスに敗れたことでグループリーグA組4位以上が確定。5大会ぶりの決勝トーナメント進出が決まった。

 気分も上々の女子バスケの面々は、前半を50―48で折り返すと第3クオーターで一気に攻勢をかけ、終了時には71―59と大量リード。ジャイアントキリングが目の前だった。

 しかし、強豪オーストラリアの底力はホンモノだった。身長203センチのキャンベージが、その高さを存分に発揮してゴールを重ねる。平均身長がA組最下位の177センチの日本は結局、86―92と6点差をつけられたところでタイムアップだ。

「それでもオーストラリアに試合途中で12点の差を付けたこと自体、これまでの日本バスケット界では考えられなかった。本当に凄いことです」と元男子日本代表で和歌山トライアンズ監督の石橋貴俊氏が続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…