バスケ女子 史上最高ホットラインで格上のブラジルに快勝

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 世界ランク16位の女子バスケット代表が、1次リーグA組で連勝スタートだ。10位タイのベラルーシ戦の勝利(77―73)に続き、7位の地元ブラジルとの2戦目(日本時間9日早朝開始)も82―66で快勝。各組6チーム中4位までの準々決勝進出へ大きく前進した。

 WNBA(米国女子プロバスケリーグ)でプレーする、身長193センチパワーフォワード渡嘉敷来夢(25)を中心とした高い得点力が、現代表の持ち味である。その攻撃を差配するポイントガード吉田亜沙美(28)がこの日のブラジル戦でも、スピードに乗ったドリブルからトリッキーなパスで相手選手を幻惑。チャンスと見ると積極的にシュートを放ち、ブラジル応援団を沈黙させた。

 元男子バスケ代表で、和歌山トライアンズの監督を務める石橋貴俊氏はこう言う。

「中でも吉田選手は光り輝いていました。周りがよく見えていたし、パス回しもうまかった。身長165センチと小柄ながらボールへの執着心が誰よりも強く、背の大きな相手にひるまずに向かっていくプレーも良かった。日本女子バスケ史上、最高のポイントガード吉田選手と渡嘉敷選手とのホットラインも見事に機能していました」

 リオ五輪では格上との気の抜けない対戦が続くが、女子バスケの躍進は止まりそうにない。

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