競泳女子800m自由形レデッキーは“世界記録製造機”の異名
“レデッキーの時代”がやってきた──。
リオ五輪競泳女子400メートル自由形を世界新記録で制し、苦手とされていた200メートルでも金メダルを獲得したケイティ・レデッキー(19=米国)。12日(日本時間13日)、800メートル決勝に出場。今大会3個目の金メダルを世界新記録で手にした。
アメリカの最年少五輪代表として、15歳で挑んだロンドン大会で800メートル自由形に勝って五輪デビュー。リオでは200メートルでも勝ち、オールラウンドな強さを見せた。
レデッキーの競泳キャリアは華々しい。2013年の世界選手権(スペイン・バルセロナ)で個人3種目を制し、昨年の世界選手権(ロシア・カザン)では800メートルで世界記録を3秒以上も縮め、さらに200メートル、400メートル、1500メートル(非五輪種目)でも金メダルを獲得。自由形の4冠は男女を通じて世界選手権初の快挙だった。16歳で初めて世界記録を出してから、リオのこの800メートルが実に13回目の世界記録。非のうちどころがない快進撃だ。