涼しげな目で70メートル先の標的に狙いを定める美女は、アーチェリー女子団体で日本と1回戦で対戦したウクライナ代表のベロニカ・マルチェンコだ。
まだ23歳の大学生で、157センチ、48キロと小柄。だが昨年の欧州大会で個人戦、団体戦とも制して世界ランキング9位の実力者だ。
ウクライナは第1セットを先取したが、日本は第2セットから3連続奪って6-2で突破。しかし、続く準々決勝では五輪7連覇中の韓国と対戦し、3セット終了時点で1-5で敗れた。2大会連続のメダル獲得はならなかった。女子団体は下馬評通り韓国が金メダル、ロシアが銀メダル、台湾が銅メダルだった。
ちなみにマルチェンコは個人戦にも出場する。