シンクロデュエットで銅 乾・三井組に“リフト50cm”の差

公開日: 更新日:

 ウクライナのペアが精彩を欠いたこともあり、何とかメダルを手にしたが、190点台をマークした1位ロシア(194.9910点)、2位中国(192.3688点)の上位2強とは依然として差がある。5連覇を達成した絶対王者のロシアはともかく、中国には「50センチ」の壁に阻まれたと言っていい。

 TRでは、規定要素のひとつでペアを持ち上げるリフトは、高さが評価される。身長は中国の黄雪辰175センチ、孫文雁170センチに対し、乾170センチ、三井168センチと大差はない。しかし、高さのあるアクロバチックなリフトをこなした中国と比べて日本の高さは50センチ近く下回っていた。小さいようで大きな差が浮き彫りになった。

 ここ数年はウクライナ、スペインの新興勢力が力をつけ始め、かつてはロシアと2強を形成した米国も再び強化に乗り出した。復活ののろしを上げた日本シンクロだが、安閑としてはいられない。

▽井村HCのコメント
「日本にメダルを戻したい気持ちがあった。まずはデュエットで役に立てた。忘れられない誕生日になった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭