5月から決意不変 63kg級金の川井梨紗子“次は打倒伊調”

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 五輪前の5月、川井は日刊ゲンダイのインタビューにこう答えている。

「最初は階級を変える気など全くありませんでした。一昨年の全日本選手権で(伊調)馨さんに負けてから栄監督から63キロ級への転向を勧められましたが、正直、嫌でした。馨さんを倒してこそ、真の王者だと思っていたので。両親や先輩に相談しても踏ん切りがつかず、世界選手権は1つ上の60キロ級(非五輪階級)で目指そうかとも考えましたが、(登坂)絵莉さんから『63キロ級で五輪を目指すべき』と強く言われて決めました」

■階級下げて女王に挑む

 4年後の東京五輪でも伊調と相まみえることはないのかと思いきや、「東京五輪は58キロに戻します。できれば、馨さんを倒して代表権を勝ち取りたい。姉妹で東京五輪に出場するのも目標。姉妹でメダリストを目指します」と“直接対決”を志願。妹の友香子(18)が4年後、姉が女王となった63キロ級で五輪を目指すという事情も川井の階級変更の意志を強くさせるのだ。

 伊調の5連覇を阻止するのは川井になるのか。

レスリング女子63キロ級決勝
川井梨紗子 6―0 ママシュク(ベラルーシ)

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