西武が大奮発 メヒアを3年15億円で引き留めに成功
「私を信じてくれたライオンズに感謝している」
西武のメヒア(30)がこう話すのも当然だ。
6日、西武は助っ人のメヒアとの契約延長を発表。今季は年俸3億円だったのが、来季から3年15億円プラス出来高と破格の条件である。
現在は米国に住む夫人の出産に立ち会うため帰国中だが、もっか打率.263、33本塁打、96打点。異例となるシーズン途中の契約延長に、本人もニンマリだろう。
もっとも、そうでもしなければ他球団への流出が避けられなかったのは事実。本来、今季で契約が切れる予定だったメヒアは、複数球団から狙われていた。中でも熱心だったのが、主砲不在に泣く巨人、阪神、ソフトバンク。金満3球団の争奪戦となれば、到底西武の及ぶところではない。だからこそ、前半戦のうちから代理人と交渉を重ね、多少の無理は承知でも残留にこぎ着ける必要があったのだ。
とはいえ、そこは金銭に余裕がない西武だ。金庫はカラッポ、来季に向けた補強もこれで打ち止めかもしれない。