難コースに大苦戦…日本ツアー女子プロは“低レベル”揃い
【日本女子プロゴルフ選手権 最終日】
10位発進の鈴木愛(22)が69で回り、5打差をひっくり返し、通算1オーバーで逆転優勝した。公式戦は2014年日本女子オープン以来、日本人プロが7連敗中だったが、2年前の今大会で初優勝した鈴木がやっと不名誉な記録を止めた。
「自分(が勝って次の公式戦)からはじまった外国人のメジャー連勝記録も自分で阻止できたのですごくうれしい」(鈴木)
今大会は岡本綾子プロがコース設定を手掛け、国内女子ツアー史上最長の総距離6750ヤード(パー72)に加え、160ミリの深いラフに各選手はスコアメークに苦しんだ。
最終日、2連覇を狙う1アンダー・首位発進のテレサ・ルー(28=台湾)は77と崩れて通算4オーバー6位。同じ首位タイから発進した酒井美紀(25)も76とスコアを落とし、通算3オーバー4位。賞金ランク独走中のイ・ボミ(28=韓国)は通算8オーバー14位と、今週は一度も優勝争いに顔を出せなかった。
アンダーパー選手は初日6人、2日目5人、3日目2人と、日を追うごとに減っていき、最終日はついにひとりもいなくなった。オーバーパー優勝は公式戦では9度目で、11年日本女子オープン以来のお粗末な内容だった。