広島25年ぶりVの立役者 鈴木清明球団本部長を直撃<上>
黒田は「一丸となるから優勝できる」と言った
広島・鈴木清明球団本部長(62)が四半世紀ぶりとなるリーグ優勝に込めた思いを日刊ゲンダイに明かした。低迷期の苦悩、一度は移籍した黒田、新井を電撃復帰させた真相、自前で選手を育てる信念、いつも熱いファンに支えられていることへの感謝などを語った。
――リーグ優勝は25年ぶり。
「やっと結果が出てホッとしてるところです」
――昨季は優勝候補に挙げられながら4位。今季は前評判は高くありませんでした。
「首位であっても、ゲーム差が開いていても、みんなずっと不安を抱きながら戦っていたと思う。夏のジャイアンツ戦(4.5ゲーム差に迫られた8月7日=マツダスタジアム)で3連敗を覚悟したところから(九回2死から逆転サヨナラ勝ち)菊池や新井が打って盛り返した。勝つにつれて選手が力をつけて強くなったという感じがします」
――昨オフに絶対的エースの前田健太(ドジャース)がメジャーへ移籍。苦戦必至とみられていました。この結果は予想していましたか?