新発想で広島投手陣を変えた 黒田流「投球革命」の中身

公開日: 更新日:

 広島の独走Vはやはり、元メジャーリーガーの存在なしには語れない。

 打線の破壊力に目がいきがちだがチーム防御率はリーグトップの3・22。畝投手コーチは「投手は黒田の思い切って内角を突く投球を見ており、すごく参考になると思う」と言っている。一昨年オフにヤンキースから広島に復帰した黒田博樹(41)の存在が投手力アップのきっかけをもたらし、復帰2年目となった今季、花を咲かせたといえるのだ。

 先日放送されたNHKの「クローズアップ現代+」によると、広島バッテリーによる内角への配球は、7日現在でリーグトップで32%に達するという。広島OBの山内泰幸氏が言う。

「今季のカープ投手陣は内をうまく突くことで、ゾーンをより広く使えるようになった。16日の中日戦で15勝目を挙げた野村は、昨季よりもストレートの力強さが増したことに加え、内角にシュート、ツーシームを多めに投じるようになり、外角のカットやチェンジアップがさらに有効な球になっています」

 野村はこの日も、右打者への内角ツーシームを積極的に使い、三振を取る場面があった。日本ハムとの交流戦では大谷相手に内角へのカットを駆使して2打数無安打に封じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった