実戦復帰で首脳期待も 巨人クルーズに“春先の男”懸念再発

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 自打球を当てて左足首を痛め、二軍で調整していた巨人のルイス・クルーズ(32)が実戦復帰した。

 12日のロッテとの二軍戦に出場。3打数無安打に終わったが、「感覚は良かった。骨折でないことも証明できた」と汗を拭った。一軍の村田ヘッドコーチが視察。「問題ない。5番(打者)が戻ってくれれば大きい」と13日の一軍昇格が濃厚となった。

 まるで救世主扱いだ。4月28日の阪神戦で負傷。翌29日に登録を抹消されてから、チームは3勝7敗と失速した。打線はこの間10試合で平均2.4得点と貧打に陥った、ことになっている。村田ヘッドが言うように、5番の助っ人の復帰は大きいには違いない。相乗効果で打率・220と不振にあえぐ4番ギャレットも復活すると期待されている。

 が、離脱前のクルーズの成績は.277、4本塁打と至って普通。そもそも、ロッテ時代の昨季は「春先の男」といわれていた。16本塁打中12本を5月終わりまでに量産。5月に限れば打率.310、9発と爆発した。しかし、気温の上昇と共にジワジワと打てなくなった。古巣ロッテ関係者がこう証言する。

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