プチスイング改造で「飛距離」「安定感」高めるレッスン3
【テーマ1】体幹を使い力強いトップ
ツアープロのスイングとアマチュアゴルファーのスイングを比較すると、明らかにツアープロの方が体幹がしっかり動いて力強く見える。ツアープロのトップを見ると左腕はしなやかに伸びているし、肩がしっかり入って背中には張りがある。
対して、アマチュアのスイングを観察するとトップが弱々しい。左腕が折れ曲がっていたり、背中の張りもほとんどない。
では、どうすればプロのような力強いトップをつくれるのか?
ポイントはスイング中に左右の腕の長さを入れ替えることだ。テークバックでは徐々に左腕が伸び、右腕は右肘をたたむことで短く使う。
これが正しくできると、肩がしっかり入り、背中の張りも強くなってくる。
イラストを見ていただきたい。両手の間隔をあけてグリップしたら、グリップエンドをみぞおちあたりにくっつける。これで準備完了。後は、この状態からテークバックを開始する。ポイントは始動とともにグリップエンドを下げて左腕を伸ばし、右腕は左腕が伸びた分だけ縮める。
テークバックで左腕を伸ばした時、左の肩甲骨が動いてくれば、それに伴って体幹がしっかりねじられてくる。実際のスイングでも左右の腕の長さを入れ替える意識を持つと、肩甲骨がしっかり動く。左腕がしなやかに伸びるし、肩がしっかり入った力強いトップをつくれるようになってくるのだ。