プチスイング改造で「飛距離」「安定感」高めるレッスン3
【テーマ2】パワー効率のいいインパクト
テークバックで左右の腕の長さを入れ替える。これができてくると、体幹をしっかり使えるだけでなく手首のコックが発生するので、パワーを効率良く蓄積できる。
ダウンスイング以降も、テークバック同様、ダウンスイングからインパクトにかけても左右の腕の長さを入れ替えることを意識すると、体をうまく使えるし、クラブを正しく操作できる。
両手の間隔を離してクラブを持ってトップの形をつくったら、膝の高さぐらいにボールがあるとイメージし、ゆっくりとダウンスイングする。
左足の踏み込みでダウンを開始したら、左腕が地面と水平までは、左腕が長い状態(右腕が短い状態)をキープ。そこからは、左肘を曲げて、グリップエンドをみぞおちあたりにくっつけ、右腕を伸ばしていくのだ(イラスト参照)。
グリップエンドをみぞおちあたりにつけようとすれば、必然的に左腕は短くなり、右腕が伸びてくる。極端な感じがするかもしれないが、これが左右の腕の正しい使い方なのだ。
実際のスイングでも、ダウンスイング後半では左手を引きつけながら、右腕を伸ばしていく。今どきのツアープロ、例えば、ジョーダン・スピースのインパクトを見ると、インパクトで左肘がわずかに曲がり、左腕が少し短くなっている。
スピースは両腕の長さをタイミング良く入れ替えることで、振り遅れないインパクト、パワーが効率良く発生するインパクトを迎えているのである。