早実・清宮に囁かれる「早大経由メジャー挑戦」の可能性
早実の清宮幸太郎(2年)が来春のセンバツ出場を確実にした。
3日の秋季東京大会決勝で日大三と激突。2点ビハインドの九回に1年生で4番を務める野村のサヨナラ2ランなどで一挙4点を奪い、8-6で勝利した。
早実の秋の都大会優勝は、斎藤佑樹(現日本ハム)を擁した05年以来11年ぶり。これで明治神宮大会出場も決まった。
主将としてインタビューに応じた清宮は「(大会の)最初は硬さがあったが、徐々にいいチームになったと思う。全員でパワーアップしていけるようにしたい」と話したが、「3番・一塁」で先発した自身は、日大三の先発左腕・桜井に大苦戦した。
初回の第1打席と三回の第2打席はいずれもボール球のスライダーを振らされ、空振り三振。その後もこのスライダーに全くタイミングが合わず、五回の第3打席は見逃し三振に倒れると、1死一塁で回った七回の第4打席、九回の第5打席も空振り三振で、なんと5打席連続三振を喫した。
「こんなに三振したのは初めてだけど、周りを信じて声を出した」と本人。ガラガラにかすれた声で苦笑いを浮かべた。