早実・清宮に囁かれる「早大経由メジャー挑戦」の可能性
足踏みしているとはいえ、2年生の秋にして高校通算74本塁打。100号も視野に入れる大砲が注目度抜群なのは言うまでもない。自身2度目の甲子園を手中に収め、いよいよ周囲が騒がしくなり始めている。もちろん、高校卒業後の進路のことである。
■早実の内部進学率は97%
現実的に道は3択だ。早大への進学か、プロ志望届を出してドラフトの日を待つか、はたまた直接メジャーに挑戦するか――。
早実は生徒の約97%が早大へ内部進学する系属校。夏の甲子園で全国制覇を果たし、「ハンカチ王子フィーバー」を巻き起こした斎藤も即プロではなく、早大へ進学した。ましてや清宮は“お受験”して初等部(小学校)から早実一筋11年目の筋金入り。父の克幸氏(49=ヤマハ発動機監督)は、かつて早大ラグビー部の花形選手として日本一を経験。引退後は早大の監督を務め、3度の大学日本一に導いた「名将」である。バリバリの早大閥だけに早大へ行かず、プロ入りするのは、勇気のある選択ではある。
某プロ球団のスカウトがこう言う。