【特別寄稿】U-20W杯ガーナ戦でPOM 長谷川唯が流した涙
パプアニューギニアで行われているU-20女子W杯(20日)で日本はカナダを5-0で下し、グループリーグB組1位で決勝トーナメント進出を決めた。プレーヤーオブザマッチに輝いたMF長谷川唯(日テレ・ベレーザ)は試合直後、持ち込んでいた盟友のユニホームを着た。「背番号2 SHIMIZU」。同じベレーザで共に成長してきたDF清水梨紗は、大会直前のケガで出場を断念した。
グループリーグ初戦にナイジェリアを相手に快勝した際にも、長谷川は試合後に清水のユニホームを身に着けた。
しかし、2戦目にライバル国であるスペインに惜敗し、そのパフォーマンスはかなわなかった。
決意を新たに臨んだグループリーグ最終戦。26分、CKから混戦を抜けたボールが長谷川の元へこぼれる。見逃すことなく落ち着いて先制点を手にする。ダメ押しとなる51分の4点目は、同じくベレーザのFW籾木結花(同左)がスイッチを入れた。パスを受けたFW上野真実(愛媛FCレディース)が縦へ入れるとボールに反応した長谷川が、チョコンと軌道を変えてゴールを決めた。