岡山とC大阪で最後のひと枠争い Jの待遇差“天国と地獄”
J1昇格プレーオフが27日にスタートした。
来季J1には今季J2の首位・札幌と2位・清水が自動昇格。今季3位だった松本が6位の岡山と、4位だったC大阪と5位の京都がこの日の準決勝を戦い、12月4日に行われる決勝に進出して最後の昇格枠を争う。
地元に岡山を迎え撃った松本は前半23分に先制されたが、成績上位チームは「引き分けでも決勝進出」のルールがある。
後半29分、松本は左CKからMFパウリーニョが同点ゴール。残り16分、岡山の攻撃をしのげば決勝進出だ。アディショナルタイムも半分の2分が経過した。そこで岡山FW赤嶺に逆転弾を押し込まれ、プレーオフ進出ギリギリの6位だった岡山の決勝進出が決まった。
C大阪は序盤に元日本代表FW柿谷が先制ゴール。終了間際に同点に追い付かれたが、1-1のスコアで逃げ切って決勝にコマを進めた。
■さらに差がつくJ1とJ2の分配金
2試合とも選手はいつも以上にアグレッシブに戦い、スタジアム全体に「必ずJ1に昇格するんだ!」という気概が満ちあふれていた。「J1とJ2とでは注目度は天と地ほどの違いがあり、支援企業からのスポンサー料も、J1から降格すると半分ほどに減らされる。J1を目指し、死に物狂いでプレーするのも当たり前です」とサッカー関係者がこう続ける。