阿部、村田に影響…巨人のマギー獲りはデメリットだらけ
「まさに大田の二の舞いです。同じく高卒ドラ1で鳴り物入りで入団した大田は(3年目)途中で三塁から外野へ転向した。確かに三塁の守備には難があったとはいえ、いずれは『4番・三塁』にと期待されながら、8年間も一軍に定着できないまま、このオフ、日本ハムへトレードに出された。岡本も同じ道をたどるのでは? と心配になってしまいます」
しかも、だ。外野にはじき出されたらされたで、そこにも大物が加わる可能性が高くなった。この日、日刊ゲンダイが1カ月前に既報の通り、日本ハムから国内FA権を行使した陽岱鋼(29)の獲得交渉に臨むと球団が表明したのである。「今週のアタマに陽選手の代理人に正式にオファーを出した。打線の軸にもなる。何とか年内に報告できれば」と堤GM。入団はほぼ間違いない情勢だ。
この日、巨人のOB会総会が都内のホテルで開かれ、高橋監督は集まった92人のOBの前で、「勝たないといけない使命感はありますが、何とか若手を育てないといけない。難しいけどやっていかないと。チャレンジしていきます」と挨拶したという。とはいえ、球団による補強はどんどん敢行されていく。指揮官が「育てる」と言っても、陽の入団が合意すれば、岡本は外野でも居場所がなくなりそうである。