阿部、村田に影響…巨人のマギー獲りはデメリットだらけ
あくなき補強である。巨人は4日、元楽天のケーシー・マギー(34=タイガース)の獲得を発表。12年オフに動いた際は楽天に奪われた主砲候補を、今回は阪神との争奪戦に勝ってモノにした堤GMは、「楽天にいた時から3年経ったが、アベレージもいいし広角に打てている。三塁の守りも無難にこなしている」と喜んだが、米球界での評価はちょっと違う。
「13年に日本で30本近く本塁打を放った時の長打力が、ここ2年で急激に落ちたことでメジャーに上がれなくなった」(米球界関係者)
来日1年目の13年に打率.292、28本塁打、93打点の好成績で楽天を初のリーグ優勝と日本一に導いたマギーは、14年にメジャー復帰。160試合で.287、76打点でカムバック賞を受賞したが、ここ2年間はパッとしない。今季はタイガースで30試合に出場し、打率.228、本塁打はゼロ。3Aでは116試合で打率.317、6本塁打、50打点の成績を残したものの、年齢が30代半ばに差し掛かり、「以前より明らかに打球が飛ばなくなっている」(前出の米球界関係者)というのである。