阿部、村田に影響…巨人のマギー獲りはデメリットだらけ
それでも開幕スタメンの可能性は高い。単年契約で年俸170万ドル(約1億9210万円)。米国では100万ドル(約1億1300万円)の出来高がついていると報じられており、総額で3億円超の契約となれば、高橋由伸監督(41)も使わざるを得ないだろう。
■阿部と村田が火種になる
巨人OBの評論家、高橋善正氏がこう言った。
「マギーのポジションは一塁か三塁。となれば、来季は一塁専任が決まった阿部(慎之助=37)、三塁の村田(修一=35)のどちらかがベンチを温める可能性が出てきたということです。2人が昨年までの成績だったらともかく、今季の村田は打率.302、25本塁打でベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。阿部も規定打席には届かなかったものの、打率.310で後半は4番の座を守った。復活の兆しを見せていただけに、もし控えに回るとなれば複雑でしょう。『競争』といっても、チームが活性化するのは若手の場合のみ。ベテラン選手同士でこれをやると、不協和音が出ることがある。いかに選手を納得させて使うか。高橋監督は大変ですよ」