青木JGTOに早くも暗雲…松井功副会長めぐる裁判ドロ沼化

公開日: 更新日:

 この問題は根が深い。そもそも海老沢勝二前会長体制で経費削減のためシステム会社として新しくA社を選定した。経費と労力をかけて移行の準備を進めていたが、新体制になってひっくり返ってしまった。海老沢体制以前から契約を結んでいたI社との契約続行を決めたのだ。

 正式な手続きを踏んで新システム会社への道筋をつけたにもかかわらず、白紙に戻された海老沢前会長の怒りは凄まじかった。海老沢氏を直撃した折にも「これは裁判になると思うよ」と厳しい表情で語っていた。

 A社は「今は微妙な時なので担当者不在ということで」というコメント。

 渦中の松井副会長は7日、「そもそもシステムのことなんか何も分からないんだから」と困惑の口ぶり。しかし訴訟の経緯について聞かれると「何でこんなに書かれるのか分からない。普通に生きているだけで、事件を起こしたわけでもないのに、自分の名誉を傷つけられて……」と説明。

 そのうえで「何も悪いことはしてないのだから、辞める理由はない」と明言している。

 人気低迷の男子ツアーを巻き込む裁判だけに、その行方次第では青木体制へのダメージも考えられる。

ゴルフジャーナリスト・小川朗)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動