“ピッチの王様”にこだわり 中村俊輔電撃磐田入りの真相
しかしながら、中村の周辺では「中村自身が横浜Mを見限り、飛び出した格好です。そして磐田に移籍したいと連絡してきた」という話が聞こえてくる。サッカーライターがこう続ける。
「国内では、横浜Mのユニホームを着たまま引退するというイメージで語られることの多い中村だが、その素顔は周囲が思っている以上にドライです。モンバエルツ監督と不仲なのは事実。確かに15、16年シーズンと出場機会が少なく、CFGに対するわだかまりもあったが、磐田への移籍自体は、あくまで『ピッチの王様として自分が思った通りにプレーしたい』という欲求を中村自身が抑え切れなかったからです」
年俸にしても、中村が横浜Mに残留していた場合、来季は1億2000万円といわれ、磐田には「年俸8000万円で移籍した」と報じられている。
しかし、その真相は「横浜Mでも磐田でも来季の年俸は1億円ジャスト。磐田に移籍しても1円も損はしないことになっていた」と前出のマスコミ関係者が言う。
誰もがビックリ仰天した中村の磐田移籍。その真相は、いろいろ報じられているわりには、意外にシンプルなのである。