カープ鈴木とSB内川 今年は“相乗効果”の合同自主トレに
昨年の流行語大賞となった「神ってる」でブレークした男が、今年も「師匠」に弟子入りした。
広島の鈴木誠也(22)が23日、宮崎・日向で行っているソフトバンクの内川聖一(34)との合同自主トレを公開した。
昨季は打率.335、29本塁打、95打点とキャリアハイの成績。25年ぶりのリーグ優勝に貢献し、ベストナインにも選ばれた。それでも昨年に続き、2年連続で内川塾の門を叩いた。
「何かを変えたいという思いで今季に臨んでいる。昨季の打撃を一度忘れて、またここで新しい打撃を身につけたいと思って内川さんにお願いしました」と話した。
オフのたびに自身の課題と向き合っている。高卒2年目を終えた2年前のオフは、広島の先輩・丸に弟子入りした。「ボクはどうしてもボール球になる変化球を振ってしまう。でも丸さんは絶対に振らない。何か秘密があるのかと思って」と理由を明かしていた。
そんな向上心と行動力が武器。思い立ったら、使えるものは何でも使う。昨年のオフは「内川さんは日本一の右打者。どうしても一緒にやりたくて」とツテのないところから、同僚の小窪を介して実現にこぎつけた。力の入れ方や打席での考え方などを聞いた上に「内川さんは(ボールに対し)45度の角度でバットを入れている」と安打製造機のバットの出し方を“盗んだ”。