他球団は警戒 中日新助っ人ゲレーロから漂う“本物”の匂い
■実は阪神も狙っていた?
中日の新戦力の目玉選手である。キューバ出身で13年にハイチに亡命。同年オフ、ドジャースに見込まれ、4年総額3800万ドル(約43億円=契約金含む)の大型契約を結んだ。14年には同僚だったオリーボに耳を噛みちぎられるトラブルに見舞われたり、故障もあって昨季中に自由契約になった。メジャー通算11本塁打に終わったが、昨オフ、阪神も調査を進める中で中日が年俸1億5000万円で獲得した。
代理人はビシエドと同じスコット・ボラス。冬はボラス氏が所有するトレーニング施設でビシエドとともに体をつくっていた。同じキューバ出身のリナレス巡回コーチは、ゲレーロのキューバ代表時代から知っているそうで、新天地でのコミュニケーションも問題ない。
昨季の中日は、チーム打率.245、500得点ともにリーグ最下位の貧打に泣き、19年ぶりの最下位に終わった。強打の助っ人を得たことで、FAなどで大補強した巨人に一泡吹かせる可能性はある。