右腕ブキャナン獲得 ヤクルトの浮沈は来季も助っ人が握る
来季を大きく左右する存在といえそうだ。
19日、ヤクルトが新外国人のブキャナン(27、フィリーズ3A)と年俸8800万円の1年契約を結んだと発表。先発候補として期待されるこの右腕はメジャー通算8勝で、今季は3Aで10勝9敗、防御率3.98だった。
ヤクルトは今季、リーグワーストのチーム防御率4・73と投壊状態に陥り、5位に低迷した。すでに獲得しているリリーフ候補のギルメット(29)と合わせ、両助っ人投手にかかる期待は必然的に大きくなる。
今オフはFA補強を目指した中日の平田獲得に失敗。バレンティン(32)と1年契約で再契約し、一塁候補のグリーン(27=タイガース3A)も含め、主だった補強はすべて助っ人で賄うことになった。だが、近年は必ずしも、助っ人が活躍してはいない。昨オフから今季中にかけて獲得した新助っ人は、ルーキ、デイビーズ、ペレス、ジェフンと4人いるが、来季も残留するのはルーキのみ。そのルーキは、チームトップの33ホールドも6敗を喫するなど安定感を欠いた。