フリー打撃で露呈 巨人カミネロのノーコンに敵も戦々恐々

公開日: 更新日:

 ストライクが入らない――。第2クール最終日となった7日、新外国人のアルキメデス・カミネロ(29=マリナーズ)が初めてフリー打撃に登板した。

 最速164キロの剛腕は柿沢と重信を相手にバットを2度ヘシ折る破壊力を見せたものの、30球中20球以上がボール球だった。

 ネット裏で視察したあるスコアラーは、「今の時期だとかなり速い。でも荒れ球。打者が死球の恐怖を感じる投手ですね」と漏らした。

 1日にブルペン入りした際、尾花投手コーチは「ストライクは入る」と及第点を与えていた。が、形式がより実戦的になったことで、メジャー通算155回で69四球の「本性」を現した格好だ。

 それでも当のカミネロは、「バッター相手は久しぶりだし、ストライクを投げる意識はなかった。マウンドが軟らかいので感触を確かめた。直球? グッド。(投げた変化球の)スプリッター、カッターもグッド。いい球を投げるにはマウンドの感触を確かめないと」と涼しい顔。「今日は8割。今100%にしてもしょうがないだろ。バットを折った? 当たり所が悪かったんだろう。練習は試合のための準備。早くゲームで投げたいね」と自信満々である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇