村田HCが酷なノルマ…巨人・岡本に“大田の二の舞い”危機
巨人の期待の星が悪戦苦闘している。
「あの守備、見たでしょう? あれじゃあ、試合に出るのはちょっと無理ですよ」
そう酷評する他球団スコアラーの視線の先にいたのは、高卒3年目を迎える岡本和真(20)である。近未来の4番候補といわれた和製大砲。今キャンプでは本職の三塁ではなく外野でボールを追っているが、「持ち味の打撃もまったく目立っていない。不慣れな外野にコンバートされて、バットの方にも悪影響が出ている感じ。レフトのレギュラーはギャレットで決まりっぽいですね」とライバル球団にバッサリ斬られているのだ。
連日の居残り特守で付きっ切りの指導を行う大西外野守備走塁コーチに聞くと、こちらもシビアな言葉を返してきた。
「岡本の外野守備? 見ての通りです。課題? 課題は全部、ですね」
もちろん、可能性がないわけではないようで、「肩はいい。こいつ、できるんちゃうか? という雰囲気はありますよ。と言っても、今はまだまだ、ですけどね」と続けたものの、現時点では評価するレベルに至っていない、というのが正直なところなのだろう。