村田HCが酷なノルマ…巨人・岡本に“大田の二の舞い”危機

公開日: 更新日:

■岡本は「打撃のことで頭がいっぱい」

 大補強でチャンスを狭め、外野コンバートという高い壁の前に岡本を立たせながら、なおかつ、バットで文句なしの結果を出せというのだから、本人には酷な注文だ。

 岡本に聞いた。

「外野守備は大変? そうですね。難しいです。でもボクは打たないといけないんで。打撃のことで頭がいっぱい。とにかく強い打球を打つように心がけています。調子はそんなに良くはないんですけど、これから実戦が始まるので、そこで結果を出せれば……。打撃と守備の比重は8対2? うーん、そこまでではないですね。6対4くらいですかね」

 同じようにドラフト1位で巨人に入団し、将来の4番候補と期待された大田泰示(26)も3年目のオフに三塁から外野へコンバート。ポジションも背番号も替えられ、結局、巨大戦力に埋もれ続けた。原前監督が「フリー打撃は世界一」と称した打棒の片りんもほとんど見せることなく、ついには昨オフ、日本ハムへ放出された。

 キャンプ2度目の休日となった昨8日、岡本は宮崎市内の幼稚園を訪問し、キャッチボールや打撃を披露するなど園児たちとの交流を楽しんだ。

「みんなが元気なのでボクも元気で頑張ろうと思った」と話した岡本の置かれた立場、環境を考えると、「どうしても大田と重ね合わせてしまう」という関係者は多い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動