清宮は長打2本放つも…早実は2回戦で東海大福岡に敗れる
早実の清宮幸太郎(3年)は人一倍、責任感が強い。主将を務め、ベンチでは声を張り上げてナインを鼓舞する。そんな強いキャプテンシーが裏目に出たのかも知れない。
27日の2回戦の相手、東海大福岡の先発は、右横手投げの安田。清宮は「なかなか珍しいタイプの投手。ボールの軌道、タイミングの取り方が難しくなる」と警戒していたが、自分が何とかしたいという思いが力みにつながる。
第1打席は一回2死走者なしから5球目115キロのスライダーに詰まって三飛に倒れた。
早実は1点リードの三回に守備が乱れた。1死から9番安田に左二塁打される。早実先発・服部の暴投で三進されると、2死満塁から4番遠藤に右越え適時三塁打を浴びて1-3と逆転を許す。右翼手が目測を誤り、追いつけなかった。
そんな味方のミスを取り返そうと、焦りが力みを生んだ。
清宮の第2打席。四回の先頭打者として1ボールから2球目の116キロのシンカーに泳がされ、一ゴロに終わった。