8戦連続2ケタKも…楽天・則本の“球数”にメジャーが不安視
勢いが止まらない。
2ケタ奪三振の連続試合記録を更新した楽天の則本昂大(26)が、8日のDeNA戦に先発して2失点完投勝利で今季8勝目。さらに12三振を奪い、自身の持つ記録を8に更新した。
最速157キロをマークするストレートに加え、この日もスライダー、フォーク、カーブが切れていた。今すぐにでもメジャーで成功するともっぱらだが、ある米球団スカウトは「能力はもちろん高いが、プロ5年目の投手としては、球数が多すぎるのが不安」と、こう言うのだ。
「ノリモトは1年目にいきなりポストシーズンを含めて約3200球を投げた。年間投球数は毎年3200球前後に達し、昨年は3384球だった。今季も3000球を超えるペースで、日本で年間3000球を投げる投手がごくわずかという中で、異常といわざるを得ない。今季、チームが優勝してポストシーズンも投げることになれば、さらに球数は増える。肩や肘にガタがこなければいいのですが……」
今季の則本は10試合に先発。全試合で100球以上を投じ、この日も117球。1試合平均は117球で、このペースで昨季と同じ28試合に先発すると、3276球に達することになる。