W杯予選は日本に勝機あり 六川亨氏が難敵豪州の戦力分析
ロシアで開催されている「コンフェデ杯」ドイツとオーストラリアとの一戦(日本時間20日午前0時キックオフ)は、ロシアW杯アジア最終予選を戦っている日本代表にとって見逃せない戦いである。
8月31日、日本は埼玉でオーストラリアとW杯最終予選を戦うが、この試合に「勝てばロシア行きが決まる」。大一番を控え、戦力分析などの絶好のチャンスなのだ。
試合は、序盤から若手主体のドイツがペースを握り、開始5分に先制ゴールを奪った。防戦一方のオーストラリアは前半41分、MFロギッチが左足で同点ゴール! しかし、3分後にドイツにPKを献上。後半3分にも失点して1―3とリードを広げられた。それでもオーストラリアは後半11分、身長190センチFWユリッチのゴールで1点差に追いすがり、終盤には37歳ベテランFWケーヒルを投入して勝負に出たが、若くても老練なプレーを抜け目なく発揮したドイツが逃げ切った。
■フィジカルとポゼッションが“どっちつかず”
「日本はオーストラリアとW杯予選、本大会で8試合を戦って0勝3敗5分けと大の苦手にしている」と前置きして、元サッカーダイジェスト誌編集長の六川亨氏が言う。