レギュラー落ちの本田にロシアW杯まで代表保証の密約説
日本代表のハリルホジッチ監督は、13日のロシアW杯最終予選イラク戦(イラン・テヘラン)を見据え、昨7日の調整試合シリア戦の先発に「現時点でのファーストチョイスの選手を各ポジションに送り出した」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)。
トップにドイツ1部ケルンのFW大迫勇也を置き、同1部ドルトムントMF香川真司がトップ下を務め、攻撃的左サイドには同1部ベルリンFW原口元気、右にはベルギー1部ヘントでゴールを量産したFW久保裕也が入った。この久保の台頭で昨年11月のW杯予選サウジアラビア戦から控えに降格したミランFW本田圭佑は、この日も指定席となったベンチでキックオフの笛を聞いた。
試合は0―0でハーフタイムを迎え、ハリルホジッチ監督が切った交代カードは、久保に代わって本田を送り出すことだった。
後半3分にシリアに先制されたが、13分にG大阪MF今野泰幸が同点ゴールを決めると日本がペースを握り、本田も29分に右サイドをスルスルと抜け出し、右足で強烈なシュートを放つなど存在感をアピールした。