斎藤二軍監督が一軍投手C復帰 巨人“大胆配転”のその先

公開日: 更新日:

■二軍監督として存在感が増していた

 一軍がジワジワと負けを重ね始めた今年5月には、読売新聞の電子版に突然、斎藤二軍監督のロングインタビューが掲載された。ファーム指揮官としての考え、指導法を持ち上げ、たっぷりと紹介する内容に、チーム内でも「次は斎藤さんか」との声が出ていた。

 本来なら、リーグ5位のチーム打率.244に沈む打撃部門にも手を入れてしかるべきだが、それより尾花コーチの配置転換を優先したのだろう。由伸監督とはともかく、他のコーチ陣や投手陣との関係がしっくりいってなかった。もちろん、チーム内でも「斎藤二軍監督さんの一軍コーチ復帰は、次を見据えてのことでしょ」とみられている。

 鹿取義隆GMは今回の新体制を「チームが浮上するために最高の配置転換だと思っている」と説明。この日、イースタン監督としてフレッシュオールスターに参加した斎藤二軍監督は、「一つでも多く勝てるように投手陣を盛り上げたい」と抱負を語った。

 4位で前半戦を終えた巨人と3位DeNAとの差は4ゲーム。由伸監督と斎藤コーチの呉越同舟、けだし見ものである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード