Bクラス落ちなら一掃か 巨人“クビ切りリスト”に載る選手
何とか3タテは免れた。
25日の中日戦。巨人は1点を追う九回に陽の右前適時打で同点とし、なおも1死一、三塁から、代打石川が中前へ自身初のサヨナラ打を放った。
連敗をストップさせた高橋由伸監督(42)は、前日の試合で守備のミスが目立った陽について「ミスを取り返した? いいホームランも出たし、最後も同点につながるヒットも打ってくれた。また打ってくれたらいい。(先発した山口俊は)決して悪くないと思っているし、なかなかチームの流れが良くない中、粘り強く投げてくれたかなと思う」とFA加入の2人を褒めちぎり、「こうして勢いが出るような勝ち方をしたので、流れを変えてまた戦えれば」と締めた。
とはいえ、リーグ戦再開後の2試合は今季最少タイの4安打ずつで連敗を喫した。相変わらずの貧打は言うに及ばず、この日2番に入った辻が、八回1死一塁から犠打を立て続けに失敗してチャンスを潰すなど、バントすらままならないのが今の巨人だ。劇的なサヨナラ勝ちを飾っても、首位広島とは13ゲーム差の5位。3年連続V逸どころか、2006年の4位以来となるBクラス、さらに83年の球団の歴史上、一度しかない最下位だってないとは言えない。ヤクルトとはわずか3.5ゲーム差なのだ。