斎藤二軍監督が一軍投手C復帰 巨人“大胆配転”のその先

公開日: 更新日:

「大胆と言えば、大胆な人事だよな」

 巨人OBがこう言うのは、13日に球団が発表したコーチングスタッフの配置転換である。

 目玉は、斎藤雅樹二軍監督(52)の一軍投手コーチ復帰だ。これにより一軍のチーフ格だった尾花高夫投手コーチ(59)がブルペン担当に、ブルペン担当だった田畑一也コーチ(48)はスコアラーに転出。二軍監督には内田順三巡回打撃コーチ(69)が就くことになったのだが、「斎藤は『ポスト由伸』のひとりに考えられている。前半戦の低迷で由伸の進退に関する雑音が収まらない中、現監督と次期監督候補が手に手を取り合って後半戦を戦うことになるわけだからね」と、冒頭のOBがこう続ける。

「現役時代に通算180勝を挙げ、平成の大エースと言われながら、これまで監督候補として名前を取り沙汰されることがなかった。原(前監督)の子分というイメージが巨人内で強すぎたからだが、昨年の殿堂入り前後から明らかに雰囲気が変わってきた。一昨年限りで退任した原に殉じず、二軍監督としてチームに残ると、1年目にイースタン・リーグを制して、ファーム日本一。若手の日本代表を率いて、第1回U―23W杯も制して初代チャンピオンになった。その際、読売関係者が『これでまたハクがついた』と本人以上に喜んでいたからね。そして、殿堂入りだ。ポスト由伸の最有力候補だよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード