9戦8発と爆発 燕バレンティンのメジャー復帰は叶うのか
3日の巨人戦で勝ち越しの22号2ランを放ち、これで最近9試合で8本塁打。ヤクルトのバレンティン(33)が確変モードに突入している。
13年に60本塁打で日本最多記録を更新。15年を除いて全シーズンで30本塁打以上を記録している大砲助っ人は、今年のWBCでもオランダ代表の4番として、打率.615、4本塁打、12打点と大当たり。昨オフにヤクルトと結んだ契約は1年300万ドル(約3.3億円)プラス出来高で、本人は「メジャーでプレーする機会があれば考えたい」と米球界復帰に意欲を見せている。
とはいえ、今年33歳。外野手は強打のライバルも多い。実際に獲得に乗り出す球団はあるのか。アメリカ野球愛好会副代表で法大講師の鈴村裕輔氏はこう話す。
「対左投手用のDH要員か第4の外野手という形で1年250万ドル(約2.8億円)から最大400万ドル(約4.4億円)程度なら獲得に乗り出す球団はあるかもしれません。ただ、向こうでバリバリ働くのは簡単なことではないでしょう。獲得するとはいっても、球団はあくまでリスクヘッジの一環と考えるはずです」