9戦8発と爆発 燕バレンティンのメジャー復帰は叶うのか
鈴村氏が続ける。
「バレンティンは60本塁打を打った全盛時でさえ、メジャーからあまり良い条件を提示されなかったそうです。かつて阪神に所属したフィルダー(入団時にメジャー通算31本塁打)とは違い、彼はメジャー時代に実績を残していない(3年間で通算15本塁打)。日本でいくら打ってもメジャーでは難しいだろうと色眼鏡で見られがち。あの松井秀喜でさえ、メジャーでは30本打つのが精いっぱいと球団は考えています。しかも彼は今年、右太ももの肉離れで離脱するなど故障がちなところもある。メジャーに戻ったとしても競争は激しく、ベンチを温め続ける可能性もある。かといって、1年やって日本に戻りたいと言っても、これまでのような高い給料を出す日本の球団があるかどうか。お金を稼ぎたいというなら、日本に残るのがベターでしょう」
何だかんだで来季も日本でプレーしているかもしれない。