歴代最多タイ949試合登板 中日の鉄腕・岩瀬は“鉄の胃袋”

公開日: 更新日:

「自分としてはピンとこないですが、よくここまで投げられたなと思う」

 控えめに喜びを表現したのは中日岩瀬仁紀(42)。4日の巨人戦に九回途中から登板し、米田哲也(阪急など)が持つ949試合の最多登板記録に並んだ。

 歴代最多の通算403セーブを挙げる鉄腕は、入団1年目の1999年から15年連続で50試合に登板。2015年は故障で一軍登板なしに終わるも、今季はすでに45試合に登板するなど、復活を果たしている。

「本拠地の試合では、球場入りしてまず風呂で体を温め、初動負荷のトレーニングをこなしてからブルペン入りするといったように徹底してルーティンを崩さない。入念な準備に加えて、タフな胃袋も持っています」

 とは、さる中日OB。

「入団当初はなかなか体重が増えず、夜中にアイスクリームをほおばって体重を増やそうと努力していた。30代にさしかかったあたりから、体形が変化して太りやすくなった。以前よりも食べる量を減らしたり野菜を多くとったりと気を使っているが、基本的に遠征先では、今日は鍋、今日は焼き肉、といった感じで好きなもの、食べたいものを食べる。それこそ全盛期は焼き肉屋に行けば、白メシもおかわりしながら、カルビやロースなどを何人前もペロリと平らげ、若手を驚かせていた。抑えのマウンドを『本当に恐ろしい場所』と話すくらい自らを追い込んで投げる男だから、試合後までストレスをため込まないようにとの考えもあるのでしょう。また、岩瀬は酒が飲めないのですが、これも野球においてプラスになっているはずです」

 鉄腕に鉄の胃袋アリ――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動