右手首腱断裂で今季残り欠場 錦織は休養をどう使うべきか

公開日: 更新日:

「大きいのは16年リオ五輪で銅メダルを獲得した反動です。直前のウィンブルドンで脇腹痛を悪化させ、本来なら出たくなかったはず。ゴルフの松山が五輪を欠場すると聞いて、自分も休みたいとポロッと言ったのが印象的だった。けれども、日本人選手にとって日の丸を背負う五輪は特別な意味がある。休むわけにもいかなかったのです。しかも3位決定戦はフルセットの激戦の末、ナダル(31)に勝って銅メダルを獲得した。心身のダメージは計り知れません」

 ただでさえ昨年は、トッププレーヤーたちにとって潮目のシーズンだった。

 2強時代を築いたフェデラー(36)とナダルがケガなどで精彩を欠いた間隙をついて、若手が台頭。世界ランク1、2位を独占したジョコビッチ(30)とマリー(30)に加え、ラオニッチ(26)、チリッチ(28)、錦織らがランキングを上げようと気を吐いた。ジョコやマリー以下の世代が現在、故障でサッパリなのは昨季、目の色を変えた反動以外の何物でもない。世代交代の荒波にもまれながら、なおかつ五輪で結果を出した錦織のダメージはハンパじゃなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が