国内ツアーでは“内弁慶” 池田勇太はジャンボにソックリ
【ライザップKBCオーガスタ 2日目】
「明日は取りこぼしがないように、65ぐらいで回らないとダメだよね」
2日目、10位発進から67で回り、単独3位につけた池田勇太(31=写真)のコメントだ。
今季は米ツアー10試合に出場したが、マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロのメジャー4試合はすべて予選落ち。60台で回ったのはWGCメキシコ選手権4日目と、プレーヤーズ選手権2日目のともに69がベストスコアだった。
だが、日本ツアーなら「65」の数字が口から出てくる。米ツアーに比べたらコース設定はやさしく、出場選手の顔ぶれも違う。プレッシャーがないから、「(大会期間中にアルコールを)飲んでからゆっくり休んでいる。中州まで遠征していますよ。ルーティンですから」と夜遊びを明かすなど口も滑らか。かつて“お山の大将”と呼ばれた尾崎将司と同じだ。
日本ツアーで圧倒的な強さを誇ったが、海外ではまるでダメ。ようするに池田も“日本ツアー仕様プロ”なのだ。
池田は昨季、国内で3勝を挙げて初めて賞金王タイトルを手にするなど、日本でポイントを稼いで年末世界ランクは33位につけた。しかし海外でポイントを稼げず今では71位まで落ちた。日本ツアー賞金王のレベルは、しょせんそんなモノだ。